『毒親と呼ばないで』

親は100%毒でしたか?

行動しない人ほど、他人の行動を制限するその心理

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「大変じゃない?」「何の為にするの?」
何か新しいことを始めようとすると、そんな言葉をかけてくる人がいる。
そういう人って、自分では行動を起こさない(笑)

それは現状に満足しているからではなく、心の中にはどうも不満があるように見える。
この記事では、そんな“行動しない人”が、なぜ“行動しようとする人”を批判したくなるのかを、私自身の体験を交えながら書いてみようと思う。

👣 一歩踏み出そうとした時、足を引っ張る圧がかかる


昔、私がまだ子育て中だった頃のこと。
少し子どもの手が離れて、自分の為に時間を使えるようになったとき、やってみたい仕事が見つかった。

働くことに対して、もちろん迷いや不安もあったけど、それ以上に「外に出たい、働きたい」という気持ちが勝っていた。
そして、いつも🐕‍🦺の散歩で顔を合わせていた友達に伝えた。

「ちょっと仕事を始めることになったから、この時間にはもう来れないかも」
来なくても心配しないでね、という思いを込めて話した。

すると、そこにいた専業主婦の二人が顔を見合わせて言った。

👭「えー? 働くの? 🐕‍🦺ちゃんはお留守番?」
🙎🏻‍♀️「うん、まぁ仕方ないね。犬のお世話してもお給料出ないし😂 仕事したいよのね〜」
👭「へぇ、そうなんだ〜。でも私は犬のお世話が仕事だと思ってるもん、ねぇ?そうだよねぇ」

…………💧

私はただ、自分の報告をしたつもりだったから、その返しの意味がわからなかった。
でも、その空気には「犬に留守番させて働くなんて」と、罪悪感を持たせようとするような“圧”を感じた。

変化を起こそうとする人に対して、
「自分の価値が脅かされた」と感じた瞬間、人は“足を引っ張る側”に回ることがある。
あの時、リアルにそれを感じた。

💭 「現状維持」を守りたい人の心の奥にあるもの

あの出来事のあと、気づいたことがある。
私が放った「働く」という一言に、彼女たちはどこか過剰に反応していた。

もしかしたら心のどこかで、
「私は1円も稼いでいない=価値がない」
あるいは「本当は働きたいけど、行動できない」そんな気持ちがあったのかもしれない。

専業主婦は立派な役割を担っているし、誰かと比べる必要なんてどこにもない。
だけど、自分には出来ないと思い込んでいると、
変わろうとする誰かの姿が、どこか眩しくて、怖くなる。

そういうとき、人は正面から感情と向き合う代わりに、
「そんな事して大丈夫?」「意味ないでしょ?」と、遠回しに否定することで、相手の足を引っ張ろうとしてしまう。
きっと、取り残されるような気分になるのだろう。

🗳️ 「どうせ変わらない」という言い訳の正体

こんな人もいた。ちょっとパターンが違うけど、
「私一人が行動したって何も変わらない」
「私が何かしたところで世の中変わらない」が口ぐせ。だから投票はしない(笑)

「でも意思表示するのは大事なことじゃん? 一票でも入れなきゃ始まらない」と言うと、
「たった一票で、何が変わるの?」と笑っていた。

結果より、自分の意思を行動で示すことの大切さを伝えたかったけど、届かなかった。

行動しない人は、なぜか最初から“やっても無駄”という結論だけを先に決めている。
やってみてもいないのに、何がわかるというのだろう。
それは、ただの「やらない言い訳」としか思えない。

では、なぜ人は“やらない言い訳”をするのか?
それは、思うような結果が得られなかった場合、感情の揺れに耐えられないからだと思う。

世の中は、自分の期待通りの結果が得られないことだらけ。
応援していた人が勝利するとは限らないし、子育てでも思い通りにならないことが多い。

自分のこととなると、そこに責任が加わる。
行動しない人は、結果に対する“感情の振れ幅”に耐えられないのだ。

だから、自分にも他人にも制限をかける。
「そんなことしても無駄だよ」と言って、足を引っ張る。
でも、心の奥では「このままでいいのかな」という不安を抱えている。
それが“攻撃”となって外に出るのだと思う。

👣 足を引っ張られても、前に進む人でいたい

私は、自分の意思で何かを決めたとき、
誰に何を言われても、やりたいと思ったらやってしまうタイプ
もちろん、選択を間違えたと思うこともある。
でも、モヤモヤを抱えたままより、ずっとスッキリする。

世の中は、不思議なことに、行動せずに安全地帯から批判ばかりしている人の方が、一見平和に暮らしているように見えることもあるけど、でも私は、変化を楽しみたい。
どんなに小さくても、自分の足で選んだ道を歩いて行きたいと思う。

🗣️ 誰かの一言に、自分の一歩を止められないように

他人の言葉って、想像以上に重たい。
ときに、刃のように心に刺さる。
だけどその言葉が、
「変わらないでいてほしい」「波風立てないでほしい」「そのままで居てほしい」という、“相手の都合”から来ているとしたら?

その言葉に足止めされて、自分の望みを封印してしまうのは勿体ない。
誰かの期待に応えるためではなく、自分の本音に応えるために動こう。
やってみたい!と思う気持ちを大切にしてあげること。
それが、自分を大切にすることでもあり、本当の意味での自己肯定感に繋がっていくと思う。

🌱 最後に

一概には言えないけど、
いろんなことに挑戦して行動してきた人は、他人の行動を制限したりしない。
リスクを恐れて行動しない人は、安全地帯から「無駄」「意味ない」と言って足を引っ張る。

もし、これを読んでいるあなたが、
親から「心配だから」とか「意味ないでしょ」とダメ出しされているなら、
きっと親は“自分の心が揺さぶられること”に耐えられないだけ。
そう思うと、少しラクになる。
そして、一旦制限をかけられたことも、諦めるのではなく、チャンスが来たらやろうと思えるはず。自分の思いを大切に温めながら生きてほしい。

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