『毒親と呼ばないで』

親は100%毒でしたか?

『ブログに込める想い』

はじめまして。
このブログでは、私自身の体験や気づきを通して、
「感情と言葉」の大切さを基に私が、思う「家族」や「親子」について発信しています。

私は、機能不全の家庭に育ちましたが、親に対して特に何の感情も、今はありません。


小さくて未熟な心と体で、理不尽な出来事を受けとめながら生きてきました。その時に感じた数え切れない想いや、心の中に澱のように溜まっていた感情を、ずっとどうすることも出来ずにいましたが、
それを一つずつ丁寧に言葉にしていくことで、自分で自分を育て直し、少しずつ過去から自由になりました。

💠このブログの立ち位置(危機感)

最近、「毒親」や「親ガチャ」という言葉が軽く使われる場面を多く見かけます。
SNSやテレビ、時にはカウンセラーや専門家の口からも、ごく当然のように使われています。

でも私は、その言葉の持つ“強さ”と“破壊力”に対して、強い違和感と危機感を持っています。
なぜなら、その一言で、本来なら“対話”や“理解”を通してつながれるはずだった親子の絆が、あまりにも簡単に断ち切られてしまうことがあるからです。

💠なぜ「言葉」が大事なのか

言葉には、力があります。
人を癒すこともできるし、傷つけることもできる。また、私たち日本人には、古くから言霊という文化があります。

「ラベリング」は、時にその人の人生の意味づけすら変えてしまうことがあります。

私は、自分自身の癒しのプロセスを通して、
「感情を正しく言葉にすること」
「自分自身と向き合うこと」
それがどれほど尊いことかを知りました。

💠私たちは、何か大事なものを忘れていないか?

今の日本社会では、「家族」や「親子」が、とても軽く扱われてしまっているように感じます。
けれど、家族って、本来そんなに単純なものではないはずです。

世代の違いや不器用さ、時には傷つけ合うことがあっても、
そこには“学び合い”や“通じ合い”の可能性が必ずあると、私は信じています。

このブログでは、「決めつけるのではなく、問い直すこと」を大切にして、
一つひとつの言葉や出来事に丁寧に向き合っていきたいと思っています。

私が目指しているのは、
声高に語ることでも、誰かを説得することでもなく、
ただ、静かな優しさ…silent-kindness…を手渡すこと。

どうかあなたの中にも、優しい問いが芽生えますように。

眞由子